日本の温泉に関するデータを掲載しています。
目次
<源泉数> 2万7297カ所(2018年3月)
都道府県別ベスト10
- 大分県 4418 (未利用:892 利用:3526)
- 鹿児島県 2753 (未利用:1514 利用:1239)
- 静岡県 2249 (未利用:1059 利用:1190)
- 北海道 2139 (未利用:850 利用:1289)
- 熊本県 1346 (未利用:603 利用:743)
- 青森県 1071 (未利用:481 利用:590)
- 長野県 963 (未利用:261 利用:702)
- 福島県 779 (未利用:336 利用:443)
- 宮城県 752 (未利用:264 利用:488)
- 栃木県 628 (未利用:197 利用:431)
1から9位は前年度と同じです。前年度は10位に秋田がランクインしていました。大分は源泉数が増加している一方、湯量の減少が指摘されています。
源泉数の推移
- 1990年度 総数22,353 (利用15317 未利用7036)
- 1995年度 総数25,129 (利用16971 未利用8168)
- 2000年度 総数26,505 (利用18037 未利用8472)
- 2005年度 総数27,866 (利用19124 未利用8742)
- 2010年度 総数27,671 (利用17936 未利用9735)
- 2015年度 総数27,213 (利用17156 未利用10057)
- 2017年度 総数27,297 (利用17207 未利用10090)
源泉総数の増減は少なく、利用源泉の減少に伴い、未利用源泉が増加しています。
<温泉地の数> 2983カ所(2018年3月)
都道府県別ベスト10
- 北海道 244
- 長野県 215
- 新潟県 145
- 福島県 136
- 青森県 129
- 秋田県 119
- 静岡県 112
- 群馬県 100
- 鹿児島県 100
- 千葉県 91
温泉地数の推移
- 1990年度 2360カ所
- 1995年度 2508カ所
- 2000年度 2988カ所
- 2005年度 3162カ所
- 2010年度 3185カ所
- 2015年度 3084カ所
- 2017年度 2983カ所
温泉地とは宿泊施設にある場所を指し、一軒宿も1温泉地としてカウントしています。
2010年度をピークに微減傾向となり、ついに2017年度には前年度より55カ所減少し、3000カ所を下回りました。減少したのは宮城県の41カ所、次いで長崎県の7カ所となっています。逆に最も増加したのは福島県の5カ所です。
<総湧出量> 毎分254万6813リットル(2018年3月)
都道府県別ベスト10
- 大分県 279,549 (動力:160,188 自噴:119,361)
- 北海道 201,055 (動力:150,433 自噴:50,622)
- 鹿児島県 157,989 (動力:99,565 自噴:58,424)
- 青森県 144,874 (動力:132,483 自噴:12,391)
- 熊本県 131,224 (動力:106,107 自噴:25,117)
- 静岡県 120,861 (動力:108,573 自噴:12,288)
- 岩手県 117,716 (動力:50,316 自噴:67,399)
- 長野県 112,705 (動力:68,507 自噴:44,198)
- 秋田県 86,343 (動力:48,397 自噴:37,946)
- 福島県 81,946 (動力:55,221 自噴:26,725)
大分県の湯量は、一般的な家庭用浴槽(250ℓ)で計算すると、1分間で約1,118世帯の浴槽を満杯にすることができます。
ゆう出量は2007年度をピークに減少傾向が続いています。対前年度比で泉源の減少率99.5%に対して湯量の減少率は99.3%と低く、既存源泉の湯量は減少傾向にあることが伺えます。
<温泉施設数> 2万795軒
都道府県別ベスト10
- 静岡県 2381 (温泉を使った公衆浴場:494 宿泊施設:1887)
- 長野県 1857 (温泉を使った公衆浴場:721 宿泊施設:1136)
- 大分県 1212 (温泉を使った公衆浴場:388 宿泊施設:824)
- 北海道 1064 (温泉を使った公衆浴場:435 宿泊施設:629)
- 鹿児島県 854 (温泉を使った公衆浴場:543 宿泊施設:311)
- 群馬県 853 (温泉を使った公衆浴場:267 宿泊施設:586)
- 神奈川県 783 (温泉を使った公衆浴場:197 宿泊施設:586)
- 熊本県 746 (温泉を使った公衆浴場:336 宿泊施設:410)
- 福島県 742 (温泉を使った公衆浴場:216 宿泊施設:526)
- 新潟県 719 (温泉を使った公衆浴場:183 宿泊施設:536)
温泉施設数の推移
- 1990年度 総計18,402 (温泉宿泊施設15,119 温泉を利用した公衆浴場3,283)
- 1995年度 総計20,089 (温泉宿泊施設15,714 温泉を利用した公衆浴場4,375)
- 2000年度 総計21,546 (温泉宿泊施設15,512 温泉を利用した公衆浴場6,034)
- 2005年度 総計22,455 (温泉宿泊施設15,024 温泉を利用した公衆浴場7,431)
- 2010年度 総計21,954 (温泉宿泊施設14,052 温泉を利用した公衆浴場7,902)
- 2015年度 総計20,992 (温泉宿泊施設13,108 温泉を利用した公衆浴場7,884)
- 2017年度 総計20,795 (温泉宿泊施設12,860 温泉を利用した公衆浴場7,953)
宿泊施設数は1995年度をピークに減少、この傾向は今後も続くとみられます。日帰り施設数は2009年度がピークで、その後は横ばい状態が続いています。
<温泉施設の宿泊利用者数> 1億3056万7782人
温泉宿泊施設の年間収容力は4億9090万8210人(泊)で 、対前年度比で約352万3千人(泊)強減っています。収容力に対して延べ宿泊人数を当てはめた人員ベースの宿泊稼働率は26.5%となっています。対前年度比での利用者数は、439,970人増です。なお、環境省では、年間延べ宿泊者数は参考値であるとしています。
都道府県別ベスト10
- 北海道 12,531,792
- 静岡県 11,176,765
- 長野県 7,608,950
- 神奈川県 6,028,352
- 群馬県 5,979,533
- 大分県 5,731,556
- 兵庫県 5,041,602
- 栃木県 4,621,226
- 山梨県 4,336,651
- 福島県 4,294,094
温泉施設の宿泊利用者数の推移
- 1990年度 140,138,479
- 1995年度 140,572,878
- 2000年度 137,525,810
- 2005年度 136,613,954
- 2010年度 124,925,272
- 2015年度 132,064,038
- 2017年度 130,567,782
宿泊利用者数は1992年度(1億4324万6266人)をピークに減少傾向にあります。2011年度を底にV字回復基調となりつつありましたが、2015年度より再びの伸び悩みを見せています。
(環境省自然環境局が2018年3月末現在で発表した資料に基づく最新データより)