温泉地を題材にした小説まとめ「城の崎にて」「草枕」など7作品

今回は温泉地を題材にした小説まとめでみました。気になる作品と共に舞台となった温泉地を訪れてみてはいかがですか。

城崎温泉を題材にした小説

城の崎にて / 志賀直哉

志賀直哉の死小説。兵庫県にある城崎温泉を舞台にしており、山手線に跳ね飛ばされた主人公が傷を癒すため城崎温泉を訪れる。日常生活では感じない「生の奇跡」を城崎の自然を通して再認識する様子が美しい風景描写で描かれている。

道後温泉を題材にした小説

坂の上の雲 / 司馬遼太郎

司馬遼太郎の全8巻に渡る長編歴史小説。道後温泉からほど近い、愛媛県松山出身の男たちが激動の明治を生き抜いていく様子を描いてる作品。特に故郷の風景をうたい評価された正岡子規にフォーカスした章では、当時の道後温泉界隈の人情や風情が伝わってくる。

小天温泉を題材にした小説

草枕 / 夏目漱石

1906年に発表された夏目漱石の小説。小天温泉を舞台に「非人情」の世界を描いた作品で「山路を登りながら、こう考えた。」という一文に始まる冒頭部分が特に有名である。

越後湯沢温泉を題材にした小説

雪国 / 川端康成

川端康成の長編小説。名作として国内外で評価されている。雪国を訪れた男が定めない命を見つめる物語。各瞬間がとても美しく丁寧に抽出されて描かれている。

湯ヶ島温泉を題材にした小説

伊豆の踊子 / 川端康成

川端康成の短編小説。初期の代表作で、伊豆を旅した19歳の時の実体験を元にして書かれた作品。孤独や憂鬱な気分から逃れるため一人旅に出た青年が旅芸人一座と道連れとなり、踊子の少女に恋心を抱く旅情と哀歓の物語

『温泉地』を題材にした小説

窓の魚 / 西 加奈子

温泉旅行中の殺人事件によって、2組のカップルが抱える秘密が露わになっていくさまを描いた小説。登場人物の心理描写と温泉街の風景が見事に掛け合わさり、映画を見ているかのような感覚を味わえる。

温泉の神様の失敗 / 舘浦 海豹

厄介ごとを抱える人々と温泉を愛する悪魔、そして悪魔を目の敵にする潔癖症の神様が北海道に実在する温泉宿を巡ってクロスオーバーし、笑いと感動を与えてくれる群像劇。物語の舞台を巡ってみたくなる全く新しいタイプの温泉文学